2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

あの感覚。

何年ぶりだろうか、この感覚。 2000年当時のSnoozerを読み返す。 『ジュビリー2000号』と『ワン・モア・タイム号』。 ここに、俺の原点が、あった。 編集後記に綴られた、偽りなき言葉。 〜きっと次の世代が、このちっぽけな雑誌の読者が、必ず何かを受け継…

Kazumasa Hashimoto / Gllio

所謂“ロック”なリスナーまでもが、当然のようにRei Harakamiを聴くようになった2006年。では、このピアノというプリミティブな楽器を武器とする、どちらかと言えばクラシック畑から出てきたKazumasa Hashimotoの音楽を、我々をどう解釈するのだろうか。2003…

The Flaming Lips / At War With The Mystics

The Flaming Lipsの足取りは実に面白い。パンク〜ニューウェーヴ世代特有のガレージサウンドを武器としながらも、メロディは優しくポップという、実に奇妙な組み合わせ。徐々にガレージサウンドが薄れてきた90年代半ば以降は、ポップスとしての完成度を高め…

変化の季節。

ずっとメールを待っている。 ずっと変化を待っている。 変化は自分で起こすモノ。 ちょっと失敗した。 学生時代、僕は忙しく動いた。 学生のくせに、早くやりたい仕事に就きたいと思い、毎日を無駄にしなかった。 ここ1ヵ月、本当に怠惰な生活を繰り返した。…

高木正勝 / Air’s Note

本作を聴いてまず思い浮かんだのが、Jorg FollertがWunder名義で唯一リリースした『Wunder』。Jorg Follertと言えば、ドイツはケルンを拠点としたエレクトロニカの名門レーベル・Karaoke kalkの看板アーティストだが、高木正勝は2002年の傑作『Eating』を始…

ポップカルテ

04/14 at 下北沢ERA ポップカルテとは現代病理に病む、我々のような若い世代のための、ポップの展覧会のことを指すらしい。素晴らしきポップ達がカルテのように並べられている。でも、それは並列じゃあなくて、一個一個違う次元に漂っている感じ。まだどこか…

The Vines / Vision Valley

ネット周りで本作の反応を少し探ってみたところ、どうやら評価は上々のようである。それはThe Vinesの持つハードロッキンな側面により特化したこの作品性が、評価されたということなのだろうか。それともただ単純に彼らがポップフィールドへ帰ってきたことに…

シスターテイル / enter

このシスターテイルというバンドは、04/05にwonderground musicよりデビューしたばかりの、京都を中心に活動を繰り広げる、有機的“うた”創造ユニットである。僕が彼らの音源を初めて耳にしたのは4〜5ヵ月前、ボランティアの関係で幸運にもデビュー前にその…

スピッツ、ベスト盤発売に寄せて。

スピッツがデビュー15周年を迎えた。 先日末には『CYCLE HIT 1991-2005 Spitz Complete Single Collection』が遂に発売され、 現在、各店舗では大幅な店頭展開が成されている。 僕は心から嬉しく思う。 全ての過去を包み込みながら、 スピッツはやっと『Recy…

Ben Harper / Both Sides Of The Gun

正直に言えば、Ben Harperの音楽を一枚通してちゃんと聴いたのは、これが初めて。なので、あまり知ったかぶらず思いのままに書いてみよう。 僕は基本的には、コンパクトで統一感のある作品に惹かれることが多い人間。『Jump Up』然り『Pinkerton』然り。なの…

高橋幸宏 / Blue Moon Blue

春の訪れを祝福するかのようなアルバムの登場だ。カラフルに彩られた音の位相と、そこにそっと寄り添うヴォーカルが、本当に素晴らしい。本作は元YMO&現Sketch Showのメンバーである高橋幸宏の、オリジナルアルバムとしては実に7年ぶりとなるソロ作品。音…

ダンス・ダンス・ダンス。

妙に時間がある、残る。 俺って弱い。 受け入れが出来てない。 忙しくなりたい、忙しく。 働け、働け、働け! 踊れ、踊れ、踊れ! すがりつくもんなんてないだろ?あと1週間。 今日の1曲:Fumiya Tanaka / Drive #1(1-2)