2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

スピッツ / Crispy! (1993 / 09発売)

スピッツは悩んでいた。何かきっかけが必要だった。ミュージシャンであれば、多くの人間がぶち当たるであろう問題に彼らは直面していた。そう、本当にCDが売れないのだ。93年当時といえば、Flipper’s Guitarの解散により渋谷系の旺盛は嘘のように衰退し、進…

Thom Yorke / The Eraser

今、これを書いているのは夜中の3時過ぎ。基本的に規則正しい生活を送っている僕にしてみれば、結構な時間。『The Eraser』はただただ心地いい。Thom Yorkeの声は本当に優しい。こんなにも安らかな感覚になれたのは、いつ以来だろうか。 音楽には、芸術には…

俺は感情的な人間です。

バイトの帰り道、財布を落とした。 小岩駅で気付いた。 交番へ行く。 見事に届いていた。 ちょっと焦った。 あそこには必要なモノがいくつか入っている。 落としてほんの数分後に親切な人が届けてくれたらしい。 ありきたりだけど、本気で世の中捨てたもんじ…

湯川潮音 / 紫陽花の庭

1stアルバムから半年余り、少しばかり唐突に湯川潮音の音源が届けられた。一応、名義としてはミニ・アルバムだが、6曲入りでそのクオリティを考慮すればアルバム一枚分の価値があると見ていいだろう。一聴した印象はとにかくポップ。前作のフリーフォークを…

ふとしたことで知る無力さで解れる その想いを

Yuta Tabuseこと田伏勇太に、Dallsよりサマーリーグ・キャンプの召集がかかったようだ。 しかも、12人に絞り込まれたロースターにも残った模様。 まともなトライアウトの時間は、ほぼ1日だけだったらしい。 トライアウトは何度も経験している彼のことと言え…

rei harakami / わすれもの

rei harakamiの音楽には、僕を惹きつけて止まない理由の、全てがある。楽曲は本来の「うた」という枠組みを飛び超え、一つ一つのフレーズに感情があって、哀愁があり、季節感さえある。その音は常に硬質でありながら、我々の体内を転がるように飛び回り、い…

さよなら、Big Ben。

NBA

Ben Wallaceの移籍がほぼ決まった、らしい。 こんなにも早く決断を下すとは… これで来年のPistonsは、かなり見通しが悪くなった。 あの5人のうち誰が抜けても痛手なのは、間違いない事実だが、 よりによって最も重要なBenが、一番早く退団することとなった…

スピッツ / 惑星のかけら(1992 / 09発売)

11枚にも及ぶ彼らのオリジナル・アルバムにおいて、最もルーツに忠実なハードロック色の強い作品が、この『惑星のかけら』と言えるだろう。前作まで多用していたアコギをエレキに持ち替え、M1“惑星のかけら”からスピッツ特有のパンクとヘビメタが混じった、…